2021年6月1日
サンフランシスコで去年の8月に創業し、去年11月に$175M、今年5月に$175Mを調達したHeyady。2月10日に紹介したThrasioと同じビジネスモデルの会社です。世界でここ数年だけで$2.5B(2500億円超)の資金がFBAセラー・ロールアップ企業に集まっていますが、なぜ今このビジネスモデルが注目されているのかについて話しました。
FBAロールアップは、売り上げ$1Mの会社だとEBITAマルチプルが4~6倍なのに、売り上げ$50~$100Mになるとマルチプルが15~25倍になる、というアービトラージが背景にあります。
Statespaceは2017年にニューヨークで創業したベンチャーで9月に$50M調達して総調達額が$102Mになりました。事業内容はカジュアルゲーマーのスキルトレーニングで、弱点を洗い出しAIで効率的にそれを克服します。最初のサービスはファーストパーソン・シューティングゲーム用のAim Lab。創業者はNYUのニューロサイエンティストで、ゲームに加えて脳卒中、脳性麻痺、脳震盪等の診断と治療にも同社のアプリケーションが使えないかトライアル中です。
2021年8月10日
2021年4月7日 2016年創業のRepublicは、スタートアップや、不動産、ゲームなどのオルタナティブ投資ができるサイトで、これまでに$64 million を調達、うち$36 million は3月に調達しています。サイト上では、100万人以上が投資家として登録、過去12ヶ月で$150 million以上が250社に投資されたとのことです。 2021年4月7日 Republicの事業ができるきっかけはJumpstart Our Business Startups Act、通称JOBS Actと呼ばれる法案で、これは2012年に可決され、2012年から2016年にかけて徐々に施行されてきました。JOBS Actにより現在 $5 millionまでクラウドファンデイングで株式による資金調達ができるようになり、また、$75millionまでの資金調達では簡易的なIPOが可能になりました。 Republicでの投資はSAFEというY Combinatorが弁護士事務所と共同で作った投資書類が利用されています。SAFEについては、2014年にブログで渡辺が解説しています→ https://chikawatanabe.com/2014/11/01/... なお、サイトURLはRepublic.coです。.comにするとUKのストリートファッションブランドのサイトに行ってしまいますのでご注意ください。