2017年8月に創業したChia Networkは、P2Pファイルシェアリングで有名なBitTorrentを作ったBram Cohenが創業者のブロックチェーン。5月17日にメインネットがローンチして実際の取引を行うことが可能になりました。
ChiaはProof of Space Timeというコンセンサス方式をとっているため、Proof of Workのビットコインのように大量の電力を必要とせず地球に優しい、というのが売り。CPUパワーの代わりにハードディスクの容量を利用するのですが、そのせいで世界のハードディスク供給が逼迫する事態を招いたことでも一部で話題になりました。
一般的にブロックチェーンのノードを運用することをマイニング(採掘)、それをする人たちはマイナー(採掘者)と呼ばれますが、Chiaはコンセプトが「農業」で、ブロックチェーン運用に使われるHDDは「プロット」、そのHDDを供給している参加者は「ファーマー」と称され、2019年7月に発表したホワイトペーパーは「グリーンペーパー」と題されています。
2021年3月25日 2016年創業、2月に$130Mを調達したAxiomは民間初の宇宙ステーション設営を目指すベンチャー。居住ポッドはフィリップスタルク設計で、2022年には3名の民間人をISSに送り込む予定で、そのお値段は$55Mとも噂されています。
2021年5月25日 アラバマ州バーミンガムで去年10月に創業されたCopysmithは4月に$12 million調達。製品説明文やキーワードを入れると媒体別に最適なコピーを生成、媒体としてはAmazon、Facebook、Google、Instagramなどが対象です。さらにプレスリリース、ランディングページの文章、SEOメタタグやブログの文章やアウトラインも作ってくれます。驚くほど自然な文章ができる秘密はGPT-3を使っていること。GPT-3を開発するOpenAIはサンフランシスコでElon Musk、Peter Thiel、Sam Altman、Reid Hoffmanなどが総計$1 billionを出資して作られたNPOで、GoogleのDeepMindの競合として位置付けられています。 Copysmith.aiのサイトで誰でも無料でトライアルできますので興味のある方はぜひどうぞ。 https://copysmith.ai/
2021年8月3日 2019年創業で最近$26M調達したKaratはソーシャル・インフルエンサーにクレジットカードを発行するベンチャーです。2020年6月から発行しているKarat Black Cardは、YouTube、インスタグラム、TikTokなどのフォロワー数等に基づいて発行の有無や限度額を定めているカードで、「カードホルダーの平均年収は50万ドル」とKaratでは言っています。「クリエーターエコノミー」は近い将来$15Bになるとも言われていますが、それを象徴するようなベンチャーがKaratです。