2021年4月1日
輸出時の出荷書類(船積み証明など)を提示することで、その商品が買い手に届いた時に受ける料金をキャッシュで借りられるトレードファイナンスを提供するDripCapitalは2014年創業で、これまでに$45 millionを調達しています。2016年にインドで、2018年メキシコでの事業を始め、2020年には米国の輸入業者向けのソリューションを提供しはじめました。一件あたりの貸出しは$100,000 ~$2.5 million、これまでに$1.2 billion分の取引を扱ってきています。
Magic Leapは2010年創業のフロリダにあるARヘッドマウントディスプレイ開発ベンチャーです。Theranos、Nikola、WeWorkと並んで「怪しい会社」と言われ、昨年には社員の半分の1000人をレイオフ、風前の灯火と思われましたが、今年9月に$500Mを調達し、来年1月のCESにも出展予定です。これまでに$3.5Bを調達したMagic Leapは、当初は消費者向けに開発していた製品をB2Bに方向転換、CEOも創業者からマイクロソフトで事業開発のEVPをしていた人に代わっていますが、果たして今後どうなるのか見ものです。
2021年3月3日 プログラミングを知らなくてもモバイルゲームが作れるAppOnBoardを紹介。ここ数年メインストリーム化しつつあるノーコード開発のベンチャーですが、AppOnBoardはゲーム開発に特化しています。2016年にロサンジェルスで創業、これまでに約65億円を調達、うち約20億円は今年の1月に調達しました。
Arcaeaは今年創業、シリーズAで$78M調達したボストンのベンチャーで、バイオテックでスキンケア製品の原材料を作ろうとしています。合成生物学で上場したGinkgo BioworksからスピンオフしたArcaeaですが、今回の増資ラウンドにはシャネルと香水のトップメーカーGivaudan(ジボダン)も参加。従来動物由来で作られてきたケラチンを作るプロジェクト等が稼働中です。