2021年5月18日
不動産やベンチャー企業など、なんでも投資できるセルフディレクテッド年金投資口座が開設できるAlto Solutionsは、2016年創業で、この4月に$17 million調達し総調達額は$30.3 millionになりました。Alto Solutionsで口座を開設すると、同社のパートナー25社を通じてオルタナティブ投資ができるのが売りですが、その中には油田、農地、マリファナ事業への投資もあります。
参考: オルタナティブ投資サイトのRepublic: https://youtu.be/qf7-gqwwZUs セカンドハウス分割所有のPacaso:https://youtu.be/na79dwq-4Lo
2021年7月13日 TRIPPは2017年創業、6月に$11Mを調達したベンチャーで、LSDやマジックマッシュルームと言った違法な幻覚剤なしでトリップしてメンタルヘルスを向上するアプリをサブスクリプション販売しています。VR投資は5年ほど前のブームのあとは下火になっている一方で、メンタルヘルス系への投資は非常に盛んで、TRIPPもその一つ。 マジックマッシュルームに含まれるPsilocybin(カタカナではシロシビン)を薬として販売することを狙うベンチャーは多々あり、ピーターティールが投資したAtaiもその一社で6月にNasdaqに企業価値$2.3Bで上場、それ以外にもMindMed、Compass Pathwaysといった企業も上場しています。 参考: Andreessen Horowitzのバイオ系ポッドキャスト、Journal ClubでUC DavisでPsilocybinの研究者をインタビューしたA Safer Psychedelic https://www.notion.so/Tripp-0e9037bc2... Michael Pollanがサイケデリックについて2018年に出版した著書「How to Change Your Mind: What the New Science of Psychedelics...
Magic Leapは2010年創業のフロリダにあるARヘッドマウントディスプレイ開発ベンチャーです。Theranos、Nikola、WeWorkと並んで「怪しい会社」と言われ、昨年には社員の半分の1000人をレイオフ、風前の灯火と思われましたが、今年9月に$500Mを調達し、来年1月のCESにも出展予定です。これまでに$3.5Bを調達したMagic Leapは、当初は消費者向けに開発していた製品をB2Bに方向転換、CEOも創業者からマイクロソフトで事業開発のEVPをしていた人に代わっていますが、果たして今後どうなるのか見ものです。
2021年6月1日 サンフランシスコで去年の8月に創業し、去年11月に$175M、今年5月に$175Mを調達したHeyady。2月10日に紹介したThrasioと同じビジネスモデルの会社です。世界でここ数年だけで$2.5B(2500億円超)の資金がFBAセラー・ロールアップ企業に集まっていますが、なぜ今このビジネスモデルが注目されているのかについて話しました。 FBAロールアップは、売り上げ$1Mの会社だとEBITAマルチプルが4~6倍なのに、売り上げ$50~$100Mになるとマルチプルが15~25倍になる、というアービトラージが背景にあります。