Vagaroはヘアサロン、エステ、フィットネスコーチなどの予約ができるクラウドサービスを提供しています。2009年創業、2018年12月に$63M、この11月に$100Mを調達しました。予約以外に顧客管理(利用履歴、好みやアレルギーなどのメモ)、予約前の通知、フォームビルダー(顧客事前記入事項など)、サイトビルダー、レポート、クレカで支払いを受けられるモバイルアプリ、POSなどもサービスメニューにあり、顧客数は13万人としています。
サロン・床屋予約では複数のベンチャーが高額増資をしており、$331Mを調達したZenoti、$167Mを調達したSquire、$118Mを調達したbooksyなどがあります。
スモールビジネス向けは最近注目されてきた領域ですが、サロンもその一種となります。
AndelaはNew Yorkで2014年創業、9月にビジョンファンドのリードで$200M調達し、これまでの総調達額は$381Mに、そして時価総額は$1.5Bでユニコーン入りも果たしました。 事業内容は発展途上国のエンジニア人材を先進国の企業に提供するというもので、創業当初はナイジェリア、ケニア、ルワンダ、ウガンダにオフィスを設けてそこで現地人材を給与を払って雇用するという形態でしたが、コロナ禍でオフィスは閉鎖し全員リモートに、今では80カ国で1500人のエンジニアを雇用するまでに成長しています。
2021年8月3日 2019年創業で最近$26M調達したKaratはソーシャル・インフルエンサーにクレジットカードを発行するベンチャーです。2020年6月から発行しているKarat Black Cardは、YouTube、インスタグラム、TikTokなどのフォロワー数等に基づいて発行の有無や限度額を定めているカードで、「カードホルダーの平均年収は50万ドル」とKaratでは言っています。「クリエーターエコノミー」は近い将来$15Bになるとも言われていますが、それを象徴するようなベンチャーがKaratです。
Arcaeaは今年創業、シリーズAで$78M調達したボストンのベンチャーで、バイオテックでスキンケア製品の原材料を作ろうとしています。合成生物学で上場したGinkgo BioworksからスピンオフしたArcaeaですが、今回の増資ラウンドにはシャネルと香水のトップメーカーGivaudan(ジボダン)も参加。従来動物由来で作られてきたケラチンを作るプロジェクト等が稼働中です。