Statespaceは2017年にニューヨークで創業したベンチャーで9月に$50M調達して総調達額が$102Mになりました。事業内容はカジュアルゲーマーのスキルトレーニングで、弱点を洗い出しAIで効率的にそれを克服します。最初のサービスはファーストパーソン・シューティングゲーム用のAim Lab。創業者はNYUのニューロサイエンティストで、ゲームに加えて脳卒中、脳性麻痺、脳震盪等の診断と治療にも同社のアプリケーションが使えないかトライアル中です。
AndelaはNew Yorkで2014年創業、9月にビジョンファンドのリードで$200M調達し、これまでの総調達額は$381Mに、そして時価総額は$1.5Bでユニコーン入りも果たしました。 事業内容は発展途上国のエンジニア人材を先進国の企業に提供するというもので、創業当初はナイジェリア、ケニア、ルワンダ、ウガンダにオフィスを設けてそこで現地人材を給与を払って雇用するという形態でしたが、コロナ禍でオフィスは閉鎖し全員リモートに、今では80カ国で1500人のエンジニアを雇用するまでに成長しています。
2021年5月18日 不動産やベンチャー企業など、なんでも投資できるセルフディレクテッド年金投資口座が開設できるAlto Solutionsは、2016年創業で、この4月に$17 million調達し総調達額は$30.3 millionになりました。Alto Solutionsで口座を開設すると、同社のパートナー25社を通じてオルタナティブ投資ができるのが売りですが、その中には油田、農地、マリファナ事業への投資もあります。 参考: オルタナティブ投資サイトのRepublic: https://youtu.be/qf7-gqwwZUs セカンドハウス分割所有のPacaso:https://youtu.be/na79dwq-4Lo
Masterworksは2017年にニューヨークで創業したベンチャーで、この10月にシリーズAで$110Mを調達、企業価値も$1Bを超えていきなりユニコーンになりました。 事業内容はアートのフラクショナル・シェアを提供すること。$1Mを超し評価が安定しているアートが対象で、Masterworksが購入したアートを分割して投資家に販売、投資家はMasterworksのマーケットプレースでセカンダリの取引(P2P売買)ができ、やがてMasterworksがそのアートを売却した際には、利益の20%をMasterworksが取り、残りを投資家で分け合います。 不動産、コモディティなど、株・債券以外に投資することをオルタナティブ投資と言いますが、現在世界のオルタナティブ投資市場は$10T、約1100兆円を超すと言われており、その一部となるアート投資がMasterworksの事業領域となっています。