2021年3月17日
UC Davis(カリフォルニア大学デイビス校)の教授が2012年に創業したベンチャー、Evolve Biosystemsは、腸内細菌のB.infantisをEvivoという名称で2017年に販売開始、既に数万人の新生児がこの恩恵を受けてきました。人体のバクテリアは、人間の細胞の10倍いるとされ、その多岐にわたる人体への影響が注目を集めています。興味のある方は「microbiota」「microbiome」で検索してみてください。
2021年9月7日 MITのPhD学生がボストンで起業したCentaurLabsは放射線科の画像にラベル付するベンチャー。YCombinatorの2019年冬バッチにも参加しています。医療機関向けのサイトとは別にDiagnosUsという懸賞金付きの画像診断モバイルゲームがあり、そこで世界140ヵ国から数万人が「画像診断スキル」を競い合う中でスキルの高いラベル付人材を探し出す仕組みになっています。
2021年7月27日 6月に$50M調達したTonkeanは2015年創業のサンフランシスコのベンチャーで、「コードを書かずに複数のアプリをまたがるプロセスを自動化するノーコード・オートメーションプラットフォーム」を提供しています。多数の企業が似たようなノーコードソリューションを提供していますがTonkeanはフロンドエンドで統合するRPAとバックエンドでAPIを使って統合するインテグレーションプラットフォームのどちらもできることをセールスポイントにしています。
AndelaはNew Yorkで2014年創業、9月にビジョンファンドのリードで$200M調達し、これまでの総調達額は$381Mに、そして時価総額は$1.5Bでユニコーン入りも果たしました。 事業内容は発展途上国のエンジニア人材を先進国の企業に提供するというもので、創業当初はナイジェリア、ケニア、ルワンダ、ウガンダにオフィスを設けてそこで現地人材を給与を払って雇用するという形態でしたが、コロナ禍でオフィスは閉鎖し全員リモートに、今では80カ国で1500人のエンジニアを雇用するまでに成長しています。