2021年3月30日
Weee!は2015年カリフォルニア創業のベンチャーで、中国から2003年にアメリカに来てAtmelで働いていたLarry Liuがグリーンカード設立を期に会社を辞めて起業。3月に$315Mを増資し、これまでの調達総額は$398Mになりました。さらに、Weee!の投資家を手繰っていくと、ロシアの野望、パラダイス文書、米国金融界を揺るがすアルケゴス問題にも話題は広がります。
2021年4月1日 ハリー王子がチーフインパクトオフィサーに就任したBetterUpは2013年サンフラシスコ創業、2月に$125M増資し総調達額が$270Mになった企業内リーダーシップ・コーチングの会社です。隔週または月一回のオンラインでのコーチとのセッションに、テキストメッセージングでのコーチとのやり取りとオンラインラーニングコンテンツを利用したマイクロラーニングがセットになっています。イギリスのハリー王子もコーチングを受け、広告塔となることが発表されました。
2021年4月1日 輸出時の出荷書類(船積み証明など)を提示することで、その商品が買い手に届いた時に受ける料金をキャッシュで借りられるトレードファイナンスを提供するDripCapitalは2014年創業で、これまでに$45 millionを調達しています。2016年にインドで、2018年メキシコでの事業を始め、2020年には米国の輸入業者向けのソリューションを提供しはじめました。一件あたりの貸出しは$100,000 ~$2.5 million、これまでに$1.2 billion分の取引を扱ってきています。
2021年4月7日 2016年創業のRepublicは、スタートアップや、不動産、ゲームなどのオルタナティブ投資ができるサイトで、これまでに$64 million を調達、うち$36 million は3月に調達しています。サイト上では、100万人以上が投資家として登録、過去12ヶ月で$150 million以上が250社に投資されたとのことです。 2021年4月7日 Republicの事業ができるきっかけはJumpstart Our Business Startups Act、通称JOBS Actと呼ばれる法案で、これは2012年に可決され、2012年から2016年にかけて徐々に施行されてきました。JOBS Actにより現在 $5 millionまでクラウドファンデイングで株式による資金調達ができるようになり、また、$75millionまでの資金調達では簡易的なIPOが可能になりました。 Republicでの投資はSAFEというY Combinatorが弁護士事務所と共同で作った投資書類が利用されています。SAFEについては、2014年にブログで渡辺が解説しています→ https://chikawatanabe.com/2014/11/01/... なお、サイトURLはRepublic.coです。.comにするとUKのストリートファッションブランドのサイトに行ってしまいますのでご注意ください。